*春樹はない。龍いっぱい。あらぁ。

ノブヒロック。

2009年06月15日 03:14

*古本屋巡りしたいけど、、、結局BOOK OFFに。
最近行ったのは、園田に塚口に、江坂。

攻殻のDVD3枚と、アルバムと、漫画とか。

ひさぶりに買ったのが、村上龍

そういえば、最近新刊が発売され、話題になってるし、
ほんのちょろっとしか、読んだことないんで、
文庫本でも買ってみようかしらん、
と思った、春樹はほとんどなし。
むしろ、文庫本コーナーでさえ「買取強化中」なるポップが。

龍は、いっぱいあった。。。

春樹には、あまり興味なかったけど、
イスラエルで、意外とおっとこまえな姿勢見せはったので、
お!と思ってたら、新作がえらいことに。


新刊読んだ人、いてはります?


まぁ、春樹はまたの機会に。


で、これ。

置き去りにされる人々 
すべての男は消耗品である。Vol.7/村上龍


2003年に新刊で出された後、2007年に文庫本化されたもの。


「すべての男は消耗品である」は、たぶん1,2は買って読んだと思う。
もうだいぶ前か。


目次から、拾い読み。

個性化を強制するという矛盾
宮本武蔵に学ぶことなど何もない
趣味からは何も生まれない


いやー、やっぱりおもろいわ。

こうして、3編だけど、読んでみて、改めてわかったわ。
オレ、けっこう、村上龍の考え方からも影響受けてるわ。


*たとえば、大東亜戦争で日本はひどいことをした、とか、
あ、そうそう、「太平洋戦争」というのは、
完全に、アメリカ側から見た戦争観であり、
大東亜戦争」という言い方は、戦後GHQが禁止したわけであり、
日本で「太平洋戦争」なる呼称を使いつづけるのは、
わたしたちは、いつまでたってもアメリカさまの奴隷でございます、
と宣言してるようなもんです。

話、それた。

あと、いわゆる「従軍慰安婦」の人たちはかわいそうだ、
みたいな、ピュアでナイーヴな人が陥りやすい、自虐史観、
日教組による、戦後民主主義教育による、でたらめな歴史観に染まってる、 そういった人たちにこそ、「宮本武蔵に学ぶことなど何もない」の回は読んでほしいが。

引用しまくりたいところだ。


当時の出来事を、今現在のモノの見方で描いたところで、
なんの意味があるのか、
ま、そんなこと。

龍ちゃんは、戦国時代を例にとってますが。

ちょっとだけ。


『徳川家康』には人質がよく登場する。
徳川家康が子どものころ今川家の人質となったのは有名なエピソードだ。
武将や城主にとっては結婚はすべて政略的な意味合いを持ち、
嫁いでいく女も結局は人質同然だった。
歴史物や時代物では、そのことを「悲しいこと」をして描いている。
だが果たして本当に政略結婚や人質の制度は
当時「悲しいこと」として受け止められていたのだろうか。
「自分で相手を選ぶことのできる幸福な結婚」という概念がないのに、
政略結婚が非人間的で悲しいことだという感覚が
生まれるだろうかと疑問がある。
子どもは親元で健康的で人間的な生活を保障される、
という概念がないときに、
人々は人質となる子どものことを哀れだと思っただろうか。


そんなカンジ。

この「7」の当時は、小泉衆愚政治、バリバリの頃。

このシリーズの最新刊も読みたくなってきた。
っていうか、どこかで連載されてんのよねぇ?
どこだ?

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