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プロフィール
ノブヒロック。
ノブヒロック。
*ゲリラ的ベーグル屋として、個人的に局地的に小規模ながら、 神出鬼没に色んな所に出没つつ活動してきましたが、2014年6月30日に豊中で店舗を構えました。

『Kaleido Bagel』 という名のベーグル屋です。万華鏡(Kaleidoscope)のように色鮮やかで、 たくさんの種類のベーグルを作っていきたいなぁ、ということで、この名前にしました。

朝から夕方まで営業しております。モーニング、ランチ、ティータイム。ひとつひとつ丁寧に茹でて、作り上げたベーグルを食べに来てくださいね♪

豊中市本町3-8-2
06-6853-3311
7時~18時まで 水曜定休日
オーナーへメッセージ

2007年01月09日

*お芝居を観てきました。

*日曜日に、劇団暇だけどステキ第15回公演
『ラビーズマウンテン』

を見に行って来ました。
谷町線・千林大宮から徒歩10分のとこにある
芸術創造館ってとこが会場でした。

*お芝居を観てきました。

*今回の作品は、
大阪阿倍野の100人小劇場ロクソドンタブラックにて開催された
ロクソドンタブラックフェスティバル4 の受賞劇団を招き、出品作を再演、
ということで、賛否両論のあった問題作の再演ということでしたが、
一切予備知識を入れずに見に行きました。


「連続殺人事件発生!
またもや男子高校生が殺された!
犯人はラビーズ?!

ラビーズマウンテンという
絵本に出てくる
ウサギのキャラクター
ラビーズ・・・・

ラビーズを愛する少女とその家族の
切なくも悲しい物語」

*ストーリーのほうはというと、、、
う~ん、活字で説明していっても、ちがう気もするが、一応やっとくと、

女子高生の怜奈は、数年前摂食障害などで入院していて、
その時出会った「ラビーズマウンテン」という絵本によって救われ、
家庭を顧みていなかった父親も、それ以降は母親と一緒に娘を気にかけ、
親子三人仲良く、楽しく過ごせるようなまで至っていた。

しかし、そんな家族の幸せな期間は長くは続かなかった。
怜奈に思いを寄せる高校生直人によって、事態は最悪の方向へ。
直人を利用して、その連れの鉱治・敦之、変体警察官浜口らによって、
怜奈は強姦されてしますう。
お守りのように、いつも一緒だったラビーズのぬいぐるみさえ失った
怜奈は失意の中、高所より身を投げてしまう。

一冊の絵本によって、再構築された家族の姿。
一瞬にして、それを破壊してしまう下劣な人間。
しかも、その人間は未成年ということで、国家によって保護される。
未来ある若者には更正の余地がある、と。
しかし、その家族が失ったものは永遠に帰ってはこない。
それどころか、たちどころに残されたものたちの精神は崩壊していく。

母親は、娘怜奈を失った現実を受け入れることができない。
そして、父親は、家族再生の象徴「ラビーズ」を身にまとい、
少年たちに復讐することによって、精神を保つ。
主犯格の少年にナイフを突きつけたところで、
刑事、絵本作家、そして妻がやってくる。

もうこれ以上、罪を重ねるな、と刑事は言う。
では、誰がこいつを殺すんだ、と父親は叫ぶ。
「少年は法が裁く」と刑事は言う。

裁く?馬鹿を言うな。
強姦は、告発者がいなければ、成立しない。
したとしても、少年は数年の院送りの後、前途があるそうだ。
ようやく光が差す方向を見つけ、優しい風に包まれて、
歩み出した少女は、冷たい雨の中、絶望の果てに自らの命を絶った。
そして、宝を失った父親と母親に、
それでも、道を外さずに生きていけなどと、誰が言えよう。

妻の言葉に、最後の復讐を逡巡した夫。
主犯格の少年は、軽症を負っただけだ。
もはや、絵本作家にはどうすることもできない。
刑事の言葉も虚しいだけだ。
妻は、夫とともに、娘の元へいくことを選んだ。
二人は一緒に、娘がそうしたように、高所から身を投げた。。。





*ちょい、主観も混じってしまいましたが、そういうお話です。
新年早々えらいお話です。
救いがないっちゃぁ、ないです。
しかし、こういう事件は現実に起きてますし、
誰にでも起こり得ることです。


*「暇ステ」さんの舞台を見るのは、まだ3回目ですが、
前回前々回の内容は、
芝居は大衆娯楽でなくてはならない」と謳ってはるように
コメディタッチでありながら、ちょいと泣かせる、ってカンジでしたので、
今回の作品は、意表をつかれましたが、
前半はいつものようなカンジで進行しつつ、
後半は、かなりシリアスなタッチで、
うまいこと、はいっていけました。

もともとは、ベーグルつながりで知り合った女性の
所属してはる劇団ということで、
なんとなく見に行ってみたのがきっかけでした。
以後、ほかの劇団員さんの日常なんかも、
mixiやブログやらで、見聞きしているので、
ふだんは、日々それぞれの日常生活を送りつつ、
こんなこともこなしてしまうなんて、すげぇなぁ、
なんてことも考えてしまうし、
シリアスな展開になっていくと、
楽屋ではどんな雰囲気でいてはるんやろうか、
なんて、身も蓋もない事を考えてしまうオレって、
芝居に入り込めてないのかいねぇ。

でも、コンサートとか行ってても、
けっこう、冷静にイロイロと観察・考察してしまうんよねぇ。
どうも、こう弾けれないっつーか、なんというか。
まっ、人それぞれ楽しみ方があるから、いいんかな。

*と、話がそれていってもうた。
前説の方には、もっとがんばってほしいわ、イロイロ大変でしょうが、とか
主犯格の少年の一人コントみたいなんは、ちょいと長くない?とか
細かいことも、イロイロ気になりつつも、
全体的には十分満足な内容でしたニコニコ

前回の「昭和100年」でも、太陽の塔役で好演してはった
女子高生・怜奈役の西原希蓉美(log)さんが、
今回もまたほんと素晴らしかった。
あの雰囲気。なんと表現したらいいのか。
なんだか、彼女の演技を見てると、ほんと引き込まれます。
主題歌も歌ってはるのですが、これもまたいいんですよメロメロ

ラスト、彼女が書いてあった手紙を、絵本作家さんが読むのですが、
在りし日の、家族が一番幸せだった頃が、再現されます。
「ラビーズ」の着ぐるみを着た父親と、うさぎの耳をかたちどった
カチューシャをつけた母親と娘。
3人で記念撮影。
いたるところで、すすり泣く声が聞こえてきました。
ボクも、ぞわぞわぁ~っと、ジーンとなりました。
楽しそうな記念撮影が、なんと悲しくて切ないことか。。。泣き

絵本作家さんは、この家族のこを忘れずに
また、自分の作品を描いていく。。。彼女たちのためにも。
それでも、救いがあるようには思えませんが、
こういう終わりしかないでしょうし、これがリアルな現実なんでしょう。



最後に、主題歌となっていた『Love is My Heart』という曲の歌詞を
載せて、しめたいと思います。


「闇の中 遠くに光るあの月がすべてを知るのならば
君をキヲクを探しましょう

悲しいときは 涙浮かべ空を見上げれば聞こえてくる
おはなしのうた 少女がうたう

優しい風に包まれてこの道をまっすぐ登っていけば
必ず会える遠い日のLove is My Heart

冷たい雨にうたれて進めない ひとり震えてる影ばかり見て
大きな事を忘れずに 前に向かって生きていこうと強く

心にあたたかい言葉をどうか伝えて信じる勇気を
Love is My Heart

明日になっても君はいないから 鳥たちの声を聞いて答え出そう
手にするものはいつか失うの?

飛び交う人の流れに雨の中ひとり混迷に落ちてゆく
深く自分を焦がし染めてゆき自由の身となることも知らず

心にあたたかい言葉をどうか伝えて信じる勇気を
不器用なものたちを
その手でつかみとって自らの手で終えることができるの?
答えのないこの世界に」




Posted by ノブヒロック。 at 19:41│Comments(0)
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