2007年10月20日
*覚悟。
*わたくし、イロイロまだまだ覚悟が足りません。
たまには、こちらでもシリアスなことを語ってみます。
*北朝鮮やイラク、イラン、リビアなどの国が、アメリカによって、
「ならず者国家」呼ばわれされてますが、
ウィリアム・ブルムが指摘するように、「ならずもの国家」なるレッテルは
アメリカ合衆国自身に対してこそふさわしい、
まさに、そう思いますが、
それでも、アメリカの『24』や『プリズン・ブレイク』なんかを見てると、
確固たる信念と覚悟を持った、祖国のために命をかけることができる、
愛国者がアメリカにはいる、と。
そうした「理想のカタチ」を提示するのも、
優れたエンターテイメントであることの、一つの側面でもあるかな、と。
ハリウッド映画でさえも、たまにドキッとするような、
現実を反映した、政治的エピソードの挿入もありますしね。
ま、基本「正義のアメリカ」「アングロサクソン優位」といった、
クソみたいな姿勢が中心ですがね。
*先日、夕方に再放送してた『踊る大捜査線』。
個人的には、ドラマの中でも最も好きなドラマに入るかな?
(ちなみに、他には「きらきらひかる」「東京ラブストーリー」「ケイゾク」など)
昨日は、映画の「1」。今日のお昼にも「秋の犯罪撲滅スペシャル」
そして、織田裕二が次回作を匂わせたことによって、
「踊る」ファンはえらいことになってますが、「2」もありました。
「踊る大捜査線」こそ、一人の信念を持った刑事の存在によって、
警察組織自体をも動かすことができるか、
という壮大なファンタジーですね。
でも実際どうなんでしょう?
現実的には、あり得ないことかもしれませんが、
警察組織の縦割りの弊害は、 幾度となく指摘されてることですが、
その弊害をなくすことによって、 警察組織自体に、
どういった不利益を被るのでしょうか?
警察に限らず、官僚組織のこういった点というのは、
本当に、組織を硬直化させ、腐敗させるだけやと思いますが、
どうにもならないことなんっすかねぇ?
と、また話がそれる。
やはり、ハリウッドに限らず、日本のドラマ、
いや、エンターテイメントと呼ばれるのも、というのは、
できるだけ多くの不特定多数の人たちを満足させ、
なおかつ、優れた作品というのは、その作品において、
さらに、社会的な問題提起などを多聞に含んだものなのでしょう。
そういった意味では、『踊る大捜査線』は、
一級のエンターテイメント作品であるといえると思います。
さて、『HERO』はどうなんでしょうか?
こちら↓の批評を読む限りでは、微妙のようですが。
http://movie.maeda-y.com/movie/00956.htm
*「青島俊作」という所轄の一巡査部長の確固たる信念に基づく行動が、
周りの同僚や湾岸署の上司たちだけでなく、
キャリア官僚「室井慎次」の組織論に影響を与え、
さらに「OD1」の終盤においては、
事件が解決さえすれば兵隊はどうなってもいいのか!と、
筧利夫演じる「新城」管理官の心をさえも動かす。
余談だが、昨日あった「OD2」においては、
真矢みき演じる「沖田」は、典型的なキャリアで、
自己顕示欲と自己保身に走った結果、犯人を取り逃がしてしまい、
総スカンされた挙句、更迭される。
「新城」のように、心動かされる、といったシーンがないんです。
徹底したヒールというか、なんというか。
あまりの極端な人物設定に、監督か誰かはわからんが、
「キャリア女性」への嫌悪感でもあるのかしらん?と思わずにはおれない、
えげつないキャラクターです。
その後の査問会にて、室井が彼女を擁護したため、
「容疑者室井慎次」においては、室井を助ける役割を果たしてはいますが。
余談とはしましたが、また横道にそれてしまいました。
ひさぶりに「OD2」を見て、気になったでつい。
*「心にドーンと確固たる信念と覚悟を持った男」
といえば、漫画『ワンピース』の主人公、モンキー・D・ルフィーです。
掲載誌はもちろん、少年漫画の王道『週刊少年ジャンプ』ですが、
その主人公の典型としては、「友情に厚く、純粋で、正義感をもつ」
そういった要素があげられますが、個人的には「純粋性」といった部分に
あまり共感できないことが多くあります。
具体的には、あえて出しませんし、
それは「漫画」であるからこそ、重要なファクターであって、
否定するものではありません。あくまで、個人的な感想です。
*「ルフィー」もまた、「純粋な」キャラクターを発揮してはいますが、
「純粋」というよりは「天然」かな?
まぁ、このあたりは、主人公として必要とされる特性なんでしょうが、
「ルフィー」を魅力ある人物として描かれている上での、
重要な要素こそ、まさに「海賊王になる」
という確固たる信念と、その覚悟です。
なにを真面目な顔して、「海賊王」なんて打っとんねん、オマエは!
とつっこまれそうですが、「海賊」という設定が、まず重要なんですね
海に出て「海賊」と名乗った以上は、命をかける
という覚悟を持たなければならない。
そうした設定、背景がある。
そして、仲間との出会い。別れ。
その仲間たちの過去。
各地で出会う人々の暮らし。そこでの生活。そして国家。
国家とはどういうものであるか?
歴史とは一体なんなのか?
勝者の歴史。
語られぬ歴史。
紡ぎ出されていく歴史。
正義とは何か?
複雑に導かれし、それぞれの思い。
いやそれは、偶然なのか、必然であったのか?
運命であるのか。
*ほ~~~っんとに、おそろしい漫画です。
ずっというてきた「優れたエンターテイメント作品」としての、
様々な要素をこれほど含んだ作品もないでしょうよ。
まっだまだ、物語が終わる気配はないですが、
このロマンに満ち溢れ、驚くべき伏線が散りばめられ、
いくつもの普遍的なテーゼを含む、海賊奇譚。
「黒ひげ海賊団・狙撃手〝音越〟ヴァン・オーガー」のセリフ
『この世は全て強い望みの赴くままに…
巡り合う歯車なのである』
*思えば、1年半ほど前に、ある人から覚悟のほどを問われました。
その時点でも、さまがまな事柄に対する「覚悟」が足りない、
との自覚はありましたが、少しは状況は改善されたであろうか?
いや、まさにそれこそ、自分自身の信念こそが問われているのであって、
これから先、どういった信念と覚悟を持って生きていくか、
そういったことを考えされられた、今日この頃でありました。
たまには、こちらでもシリアスなことを語ってみます。
*北朝鮮やイラク、イラン、リビアなどの国が、アメリカによって、
「ならず者国家」呼ばわれされてますが、
ウィリアム・ブルムが指摘するように、「ならずもの国家」なるレッテルは
アメリカ合衆国自身に対してこそふさわしい、
まさに、そう思いますが、
それでも、アメリカの『24』や『プリズン・ブレイク』なんかを見てると、
確固たる信念と覚悟を持った、祖国のために命をかけることができる、
愛国者がアメリカにはいる、と。
そうした「理想のカタチ」を提示するのも、
優れたエンターテイメントであることの、一つの側面でもあるかな、と。
ハリウッド映画でさえも、たまにドキッとするような、
現実を反映した、政治的エピソードの挿入もありますしね。
ま、基本「正義のアメリカ」「アングロサクソン優位」といった、
クソみたいな姿勢が中心ですがね。
*先日、夕方に再放送してた『踊る大捜査線』。
個人的には、ドラマの中でも最も好きなドラマに入るかな?
(ちなみに、他には「きらきらひかる」「東京ラブストーリー」「ケイゾク」など)
昨日は、映画の「1」。今日のお昼にも「秋の犯罪撲滅スペシャル」
そして、織田裕二が次回作を匂わせたことによって、
「踊る」ファンはえらいことになってますが、「2」もありました。
「踊る大捜査線」こそ、一人の信念を持った刑事の存在によって、
警察組織自体をも動かすことができるか、
という壮大なファンタジーですね。
でも実際どうなんでしょう?
現実的には、あり得ないことかもしれませんが、
警察組織の縦割りの弊害は、 幾度となく指摘されてることですが、
その弊害をなくすことによって、 警察組織自体に、
どういった不利益を被るのでしょうか?
警察に限らず、官僚組織のこういった点というのは、
本当に、組織を硬直化させ、腐敗させるだけやと思いますが、
どうにもならないことなんっすかねぇ?
と、また話がそれる。
やはり、ハリウッドに限らず、日本のドラマ、
いや、エンターテイメントと呼ばれるのも、というのは、
できるだけ多くの不特定多数の人たちを満足させ、
なおかつ、優れた作品というのは、その作品において、
さらに、社会的な問題提起などを多聞に含んだものなのでしょう。
そういった意味では、『踊る大捜査線』は、
一級のエンターテイメント作品であるといえると思います。
さて、『HERO』はどうなんでしょうか?
こちら↓の批評を読む限りでは、微妙のようですが。
http://movie.maeda-y.com/movie/00956.htm
*「青島俊作」という所轄の一巡査部長の確固たる信念に基づく行動が、
周りの同僚や湾岸署の上司たちだけでなく、
キャリア官僚「室井慎次」の組織論に影響を与え、
さらに「OD1」の終盤においては、
事件が解決さえすれば兵隊はどうなってもいいのか!と、
筧利夫演じる「新城」管理官の心をさえも動かす。
余談だが、昨日あった「OD2」においては、
真矢みき演じる「沖田」は、典型的なキャリアで、
自己顕示欲と自己保身に走った結果、犯人を取り逃がしてしまい、
総スカンされた挙句、更迭される。
「新城」のように、心動かされる、といったシーンがないんです。
徹底したヒールというか、なんというか。
あまりの極端な人物設定に、監督か誰かはわからんが、
「キャリア女性」への嫌悪感でもあるのかしらん?と思わずにはおれない、
えげつないキャラクターです。
その後の査問会にて、室井が彼女を擁護したため、
「容疑者室井慎次」においては、室井を助ける役割を果たしてはいますが。
余談とはしましたが、また横道にそれてしまいました。
ひさぶりに「OD2」を見て、気になったでつい。
*「心にドーンと確固たる信念と覚悟を持った男」
といえば、漫画『ワンピース』の主人公、モンキー・D・ルフィーです。
掲載誌はもちろん、少年漫画の王道『週刊少年ジャンプ』ですが、
その主人公の典型としては、「友情に厚く、純粋で、正義感をもつ」
そういった要素があげられますが、個人的には「純粋性」といった部分に
あまり共感できないことが多くあります。
具体的には、あえて出しませんし、
それは「漫画」であるからこそ、重要なファクターであって、
否定するものではありません。あくまで、個人的な感想です。
*「ルフィー」もまた、「純粋な」キャラクターを発揮してはいますが、
「純粋」というよりは「天然」かな?
まぁ、このあたりは、主人公として必要とされる特性なんでしょうが、
「ルフィー」を魅力ある人物として描かれている上での、
重要な要素こそ、まさに「海賊王になる」
という確固たる信念と、その覚悟です。
なにを真面目な顔して、「海賊王」なんて打っとんねん、オマエは!
とつっこまれそうですが、「海賊」という設定が、まず重要なんですね
海に出て「海賊」と名乗った以上は、命をかける
という覚悟を持たなければならない。
そうした設定、背景がある。
そして、仲間との出会い。別れ。
その仲間たちの過去。
各地で出会う人々の暮らし。そこでの生活。そして国家。
国家とはどういうものであるか?
歴史とは一体なんなのか?
勝者の歴史。
語られぬ歴史。
紡ぎ出されていく歴史。
正義とは何か?
複雑に導かれし、それぞれの思い。
いやそれは、偶然なのか、必然であったのか?
運命であるのか。
*ほ~~~っんとに、おそろしい漫画です。
ずっというてきた「優れたエンターテイメント作品」としての、
様々な要素をこれほど含んだ作品もないでしょうよ。
まっだまだ、物語が終わる気配はないですが、
このロマンに満ち溢れ、驚くべき伏線が散りばめられ、
いくつもの普遍的なテーゼを含む、海賊奇譚。
「黒ひげ海賊団・狙撃手〝音越〟ヴァン・オーガー」のセリフ
『この世は全て強い望みの赴くままに…
巡り合う歯車なのである』
*思えば、1年半ほど前に、ある人から覚悟のほどを問われました。
その時点でも、さまがまな事柄に対する「覚悟」が足りない、
との自覚はありましたが、少しは状況は改善されたであろうか?
いや、まさにそれこそ、自分自身の信念こそが問われているのであって、
これから先、どういった信念と覚悟を持って生きていくか、
そういったことを考えされられた、今日この頃でありました。
Posted by ノブヒロック。 at 05:52│Comments(0)